大腸癌手術の苦痛面

 ネットで何度も調べたが分からないことが多かった。実際体験して、まだ癌に気が付かない人に、絶対読んで、云うことを聞いて貰いたい。

 大腸癌は殆んどS字結腸と直腸で発見されるという。癌のあるところは切除すれば、完治するという。取り方は殆んど腹腔鏡手術。痛みも少ないし、治りも早い、痕も目立たない、とある。

 確かに傷の痛みは何も無ければ、その通り。ところが、全身麻酔で酸素吸入した後遺症か、白色の少量の痰が繰り返し出る。この時、痰を出すのに胸隔膜の筋肉が激しく動く。この時、臍の傷が痛む。

 食事は翌日から食べられ、傷の治りを速め、大腸の活動再開を助けるために、色んな管をぶら下げて廊下を歩けという。然し、言うは易しである。最初は惨めだったぞ。だが、要らないものをどんどん外して行くから、数日間の辛抱だ。取り外す度に嬉しさが込み上げた。

 だが、問題は腸管の活動再開だ。良くオナラが復活の印と言うが、盲腸炎くらいならそうだろう。
大腸癌では大分違うぞ。ガスがジャンジャン出ても大便は中々出ない。先生は、大丈夫、必要と判断したら下剤を出しますから、ですと。

 術後の食事について触れておく。
翌日は食事なし。2日目の昼から重湯主体。5日目の昼から五分粥、一週間後の昼から全粥。量は多いので、食べたいだけで止めている。

 次回は退院後に書く積もりだが、結論を先に云うと、小さな手間を惜しんで大怪我するな、である。